いつかは読んでみたかった「学問のすすめ」

歴史・哲学の本

明治5年に書かれた福沢諭吉の「学問のすすめ」には、
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と書かれており、人間はみんな平等であると学校などでは習ったと思います。

しかし、この文章には続きがあります。
世の中賢い人もいれば、おろかな人もいる。貧しい人もいれば、裕福な人もいる。膨大な格差があるのはなぜでしょうか。と続いています。

ようするに、現実はそんなことはないと否定をしています。そして、その賢人とおろかな人の差は、学ぶか学ばないかによって生まれるものであり、それを活用しなくてはまったくもって意味がないと記されています。

自由とわがままの違いを知る
民間の力で社会を変える
学問の要は「活用」にあり
うらみはマイナスそのもの
人間は自分が思うほど立派ではない
定期的に人生の棚卸しをする

その当時の発行部数は約70万部。海賊版も数万部は出回ったとのことで、約160人に1人くらいがこの本を読んだことになります。明治の混沌とした時代にいかに日本人が多くを学び、活用することで世界に通じる、技術の日本になったかを示しています。

「学問のすすめ」は、読み始めると想像以上に難しいくて投げ出してしまったという人は多いと思います。私もその一人でしたが、致知出版の「学問のすすめ」は原文を忠実に訳しながら、わかりやすい、読みやすいように現代語に置き換えているため、中高生でも読破できます。

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