『数値化の鬼 安藤広大』
この本では、「いったん数値で考える」「正しく数える」「数値化した評価をする」「時間やコストの感覚を持つ」クセをつけることがゴールとなっています。
客観的に「数値」で自分を知ると「次はどうするのか?」など未来の行動に活かせるようになります。また、上司や部下などのコミニュケーションでは認識のズレが減り、高評価につながります。
「数値化の鬼」になると「失敗」が当たり前になる
数値化できるようになると、失敗を認めることができます。
「失敗しなくなる」のではなく、「失敗を認められる」のです。
ビジネスにおいて失敗はあたりまえです。大事なのは同じ失敗を繰り返さないように次につなげること。数値化することで、たとえば「アポを1日5件入れる」という目標をたてて実行したところ、3件しか入れられなかったとします。その場合、次にどうすれば目標を達成できるのか、あるいは、そもそも5件の目標が高かったのか分析することができます。
「行動量」を増やすPDCAの「D」を増やす
PDCAとは『P(プラン):計画』『D(ドゥ):行動』『C(チェック):評価』『A(アクション):改善』です。この時に重要なのは「P」に時間をかけないこと。人間は計画を立てる時がもっともテンションが上がりますが、計画をたてて安心してはいないでしょうか。実際には行動が伴って初めて意味を持ちます。『P(プラン):計画』から『D(ドゥ):行動』へタイムロスを減らし、「何回やったのか」「1日に何時間できたのか」など行動量を数値で表して実行することが何よりも求められます。
「行動」は数値化で目標を目指す
『P(プラン):計画』は、基本的には上司や会社から与えられます。その計画に対して『D(ドゥ):行動』は自分で考えて行動します。「KPI(Key Performance Indicator):目標を達成するための数値化された指標」という概念があります。たとえば、目標が「英語が話せること」では漠然としすぎています。その場合「英単語を1日10個覚える」「英会話学校に週2回通う」など数値化されていないと意味がありません。
序章から第1章の内容を要約いたいました。
「半分以上できたから、まあいいか」「よく頑張った」と、自分に甘い評価をしてませんか。
「数値化の鬼」になり、仕事ができる人になりましょう。
第1章 数を打つところから始まる「行動量」の話
第2章 あなたの動きを止めるもの「確率」の話
第3章 やるべきこと、やらなくてもいいこと「変数」の話
第4章 過去の成功を捨て続ける「真の変数」の話
第5章 遠くの自分から通算する「長い期間」の話
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