孔子・老子・韓非子・孫子の思想をスッキリ理解!

知識が広がる本

2000年以上前の中国の「春秋戦国」と呼ばれる時代、数多くの諸侯が都市国家を樹立して覇権を争い、飛び抜けて優秀な指導者が現れれば、「覇者」となり国家を主導的に率いていました。周辺諸侯より優位に立とうとすれば、さまざまな戦略や方策、内政に効果的な方法、軍事的に有力な作戦、外交戦略などの知力が必要です。そのため、数多くの「孔子」や「孫子」などの思想家が誕生しました。

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<イントロダクションの内容>
思想・哲学が必要だった理由
政策を立案するのに有益な考え方、相手を完膚なきまでに打ち負かす軍略を実現させるために必要な論理や行動には何があるのか。そのためには「頭脳」と「理論」を備えた人材は喉から手が出るほど欲しかった。こうして理想を実現する、あるいは国家の実力を向上させるうえで、実用的な思想や哲学の必要性が高まりました。

数多い思想家が続々と誕生
思想を唱える思想家が続々と誕生するが、彼らの武器は自らが編み出した理論のみ。それを諸侯に納得させる説得力にあふれた鮮やかな弁舌も必要になる。この時代に生まれ育った思想や思想家を総称して、現代では「諸子百家」と呼びます。「子」とは先生の意で、「百」はたくさんという意です。つまり「数多くの思想家先生」という意味で、それだけ多彩な思想が輩出されたことを示しています。

諸子百家の中心的な存在
サバイバルを勝ち抜いた思想として広く知られているのは、おもに5家あります。
・孔子や孟子が唱えた儒教思想の「儒家」
・老子や荘子が唱えた道教思想の「道家」
・主に韓非子が唱えた法律重視の「法家」
・2人の孫子を旗頭とする兵法の「兵家」
・非攻(自ら進んで戦争を起こさない)で知られる墨子の「墨家」
いずれも、理想の社会を実現するため、さまざまな視点で独自の特徴をもっています。この本では、墨子を除く4家の思想・哲学について紹介しています。

<レビュー>
この本は、孔子の「論語」、老子の「道教」、韓非子の「法家」、孫子の「兵法」など、人気のある教えの生まれた背景や著作にまつわる解説からしているので、理解が深まります。たとえば儒教の開祖ともいえる孔子の「論語」の著者は孔子ではなく、弟子たちによって伝えられたため、「先生はこういっていた」という対話法のように書かれていることや、当時は身分によらず弟子を取っていたので危険思想として警戒されていました。聖徳太子も「和を以て貴しと為す」という一文は、仏教というよりも儒教の性質(仁の思想)を色濃く反映していることなど、歴史を学ぶうえでの理解がより深まる内容です。

<目次>
イントロダクション 東洋思想の“源流”が生み出された背景ー「諸子百家」と春秋戦国時代
1時間目 孔子に学ぶ「論語」の教え
2時間目 孟子に学ぶ「性善説」の教え
3時間目 荀子に学ぶ「性悪説」の教え
4時間目 老子に学ぶ「道教」の教え
5時間目 荘子が示したもうひとつの「道教」
6時間目 韓非子に学ぶ「法家」の教え
7時間目 孫子に学ぶ「兵法」の教え
8時間目 受け継がれた「兵法」-呉子と尉繚子

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