古代バビロニアを舞台に、貧乏人だった少年のバンシルが大富豪からの教えを実行をする物語です。100年近くたった今でも、世界中でこの物語が読まれているのは、目先のお金を得るためのテクニックではなく、「お金に愛される知恵を身につけること」や「働くことの大切さ」「人との付き合い方」など、時代を超えて通用する、人間が幸福になるための真理が書かれています。
金持ちとはなんだ?
この質問にバンシルは「お金をたくさん持っている人!」と答えるが、大富豪は結論から言ってそれは金持ちでなないと答える。
たとえば、金貨を10枚手渡したとしよう。そのお金は何に使う?の質問に、バンシルは、
「大きな鶏肉を食べたい。分厚いパンに蜂蜜をたっぷり塗って食べたい!」と答えた。
それでお金は増えるか?
使うばかりではいつかお金は無くなってしまう。そうなるならその人はお金持ちではない。
お金持ちとは、お金の増やし方を知っている者。その知識のひとつ、まずは収入の十分の一を貯金すること。人間の欲望には際限がない。だから収入がいい者、悪い者もいるはずなのに皆一様にお金を使い切ってしまう。
欲望に優先順位をつけること
十分の九しか使わないと決めれば、宝石や装飾品など必ずしも必要のないものに優先順位をつけ、低い欲望は切り捨てる必要がある。そうすれば、一番やりたいことのためにお金を使うことができる。
このような7つの教えを学んだバンシルは、後日、大富豪から質問を受ける。一つは金貨が入っている袋、一つは知恵が入っている袋。どちらか一方を手に入れられるとしたら、どちらを望む?その質問に答えたバンシルは、その回答を選んだ理由を説明し、それを証明するために旅にでるのでした。
このマンガは自分の小・中学生のこどもに見せたくて居間の机にさりげなく?置いておくと何回か読んでいました。小遣いをあげると全て使い切ってしまうのではなく、貯金をして自分のやりたいことに投資をする癖?がつけばと親心におもいます。何十年かたったときにお金を増やし、お金に縛られず充実した幸せな人生を歩んでほしいと願います。
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