『解きたくなる数学 佐藤雅彦』
第一問は秤の写真が2枚あります。秤にはナットが山盛りされていて一つの写真では360gを指しています。もう一つの写真では1個だけナットを指で摘んでいて、秤は357gを指しています。
そこで、「ナットは全部で何個あるか」という質問が書いてあります。
第二問は3つの正方形のチョコレートの写真があります。3つとも厚さは一緒ですが、大きさが大中小あります。
大きな一つか小さな二つか、「どっちをもらうのが得でしょうか?」
この本ではテストのような文字と正確な図形の形式ではなく、写真で問題が出題されています。写真ですので問題によっては余計なものまで写りこんでいたり、遠近があり図形的には歪みが生まれています。しかし、そのような写真という情報過多の中から問題を取捨選択したり、歪みが含まれている写真の方が、頭の中で補正し考えることで「問題を解きたくなった」のです。
ひと目で問題の意味が分かる。
ひと目で問題を解きたくなる。
問題の解き方の考え方も写真で説明しています。
理論の組み立て+抽象化+新しい考え方の枠組み+思考のジャンプが身につく。
なぜなんだろうと、日常にひそむ疑問や不思議を数学で解くおもしろさを中学生・高学生、大学生、社会人まで学ぶことができます。著者はNHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」「考えるカラス」などを手掛ける佐藤雅彦。おもしろく学んで論理的な思考を身につけよう。
・かわらないものに注目する「不変量」
・こことここは同じ大きさ「同じ面積」
・偶数か奇数かだけを問題にする「遇奇性」
・比べにくいものを比べる「比較の問題」
・二点を結ぶ最短経路「三角不等式」
・頭の中で動かしてみる「念頭操作」
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