本書の目的は夢を叶える方法を共有することです。結果をだすためには、努力だけではどうにもならないことが多い。新しいスキルを身につけなければならないとか、お金がなければならないとか、自分に足りない何かを補わなければ、現実を変えられないと思いがちです。しかしそれは違います。すでに自分に持っているのです。
ストーリー思考 「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める [ 神田昌典 ]
<プロローグの内容>
夢を叶える方法は
この言葉を聞いて、なんとなく七夕の短冊に願いを書くようなイメージを思い浮かべるかもしれないが、「フューチャーマッピング」と呼ばれる課題達成法は、仕事上の現実的な結果を出すものです。営業成績を向上させたり、新規事業を開発したり、人事制度を構築したいビジネスパーソンから、運動会で優勝を狙ったり、楽しい遠足プランを作ったり、夏休みの自由研究をテーマを決めたい小学生まで、目に見える結果を確実にだしていくためのメソッドです。
それは自分の中にすでにある
結果をだすためには、努力だけではどうにもならないことが多い。新しいスキルを身につけたりお金がないなど、自分に足りない何かを補わなくてはならないと思いがちです。しかし、フューチャーマッピングは、足りない何かを求めて、険しい山道を登る必要はありません。課題をらくらくと達成する才能や、お金・人脈などのリソースはすでに自分がもっていることに気がつくことが重要なのです。
理想を想像して物語をつくる
理想の現実を得るために、努力はまったくいらない。人間なら誰しもが持っている物語の力を使えるようになるだけで、新しい現実がらくらくとスタートします。まずは未来から現在へと流れる波を描き、理想の未来と現状のギャップを埋めるように発想を広げていきます。いわゆる逆算思考ですが、さらに物語をプラスすることで、自分の内面に深く入っていくことができます。今まで気がつかなかった個人の才能や組織のリソースを発見できます。
<レビュー>
フューチャーマッピングは未来への道筋を1枚のチャートで再現するのがポイントです。生きている過程では、仕事や勉強だけではありません。他の大事なことがらも予定には存在します。そして一直線に理想の目標には向かってはいきません。どうしても邪魔が入ったりするのですが、それも物語としてとらえることができます。理想の目標のイメージは楽しいニコニコをイメージすることも大事です。目標達成するためのアイデアも湧いてくるでしょう。小学生から大人まで、成功する物語を描けることと思います。
<目次>
プロローグ
第1章 ストーリーは、人を突き動かす原動力
第2章 あなたの中に眠っているストーリーの力
第3章 新しい現実への旅立ち
第4章 7つの実験:フューチャーマッピング完全解説
第5章 未来をつくる行動事例
第6章 フューチャーマッピングについて、よく聞かれる13の質問