世界一美しい「文字の幸」「言葉の幸」を味わう

人生を楽しむ本

日本の文章は、世界一のご馳走です。世界一美しい「文字の幸」に恵まれ、世界一美しい「言葉の幸」に恵まれています。日本人は生まれてすぐに世界一豊かな言葉を音として覚えます。その音がどういうひらがなで書かれ、あるものはカタカナで書かれ、まるで絵のような漢字で書かれるものかを、覚えながら育つのです。

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<まえがきの内容>
日本人の物書きは幸せな料理人
世界一美しい「文字の幸」と世界一美しい「言葉の幸」という恵みを、四季の繰り返しの中で自然と身についた世界一の豊かな感性で、文章という料理をつくり、頭のお皿の上に盛り付ける、世界に稀なる幸せな料理人です。

文字と言葉の料理を味わう日本人
その文字と言葉を見事に味わい、食べる、世界一の読書能力を持った読書人が古来の日本人なのです。ところが、目に美しく盛られ、鼻先に香しく、口当たりよろしく、味わい深く、歯ごたえ楽しいそんなご馳走を、こともあろうに、よく噛みしめもせず、まるで飲み込むように読み飛ばす人が、最近は少なくありません。

遅読、楽読のすすめ
速読が成功法のように言われますが、書き手はゆっくりじっくり考え、思い入れ深く、意味深く、書いています。そういう書き手と対等につきあうのが読書です。もっと遅く読みましょう。文字と言葉を味わいましょう。書き手と一緒に楽しみましょう。

<レビュー>
読書を通じて、日本語を惚れなおしてください。遅読、味読、楽読は、そこからの再出発です。コピーライターという言葉の技術者が文章の中で1字、1語をどう書き、1字、1語をどう読むかをこの本では解説していますが、文章に対する愛がすごいです。素敵な日本語を味わえる本がたくさんある日本は本当に幸せです。

第一部 コピーライターは手紙のつもりで書いている
第二部 コピーライターはこう書き、こう読む
第三部 書き出しは読み出しである
第四部 面白くなければ読んでもらえない
第五部 書物も読者も小宇宙飛行である
第六部 読書家の夢は比べ読みの長旅である
第七部 好きならばこそ、見つめ、調べ、読み、書く
第八部 読み書きトレーニング 自由参加型読書のすすめ

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