病気は誰がつくるのか?

人生を楽しむ本

日本の平均寿命は男性は81歳・女性は87歳と世界一です。しかし、日本の認知症の人数は2025年には700万人になると国が発表しました。では、健康に生きられる寿命はいくつなのかというと、男性は72歳・女性は74歳くらいと言われています。その歳を過ぎると「呆けてしまう」「寝たきり」などになってしまうことを現しています。そうならないないためには、日々の食事や習慣が大事なのです。

70歳でボケる人、110歳まで元気な人 酵素の力で脳も身体もこんなに変わる! [ 鶴見隆史 ]

病気は誰がつくるのか?
感染症と3大疾病には、大きな違いがあります。それは防げるか、防げないかという違いです。感染症は見えない敵が引き起こす病気なので防ぎにくい。しかし3大疾病(脳血管疾患、がん、心疾患)は自分でつくる病気なので、防ごうと思えば防げます。ほとんどの慢性病や生活習慣病は、自分でつくる病気と言えます。日々の生活のどこかに、病気を引き起こす原因があったのです。

生まれたときから老いていく
生物の宿命ですが、どんどん老化して朽ちていきます。東洋的な言い方をすると「無常」。化学的な言い方をすると「酸化」です。肌のカサカサも、白髪やハゲも、手足の動きが悪くなるのも、臓器の働きが悪くなるのも酸化によるものです。酸化を起こす物質のひとつに活性酸素があります。老化、病気、呆け、早死にを防ぎたいなら、酸化を抑えればよいのです。ようするに活性酸素を極力減らせばいいのです。

腸が腐敗すると酸化が進む
食べ物が悪かったり、食生活が悪いと腸の中で悪玉菌や腐敗菌がそれをエサにして、大繁殖を起こします。すると、猛毒のアンモニア群(アミン類)や硫化水素が発生し、消化管のあちこちで炎症が起こります。腸の細胞を酸化し、破壊してしまうのです。普段の腸は安全で極小な栄養素だけを通し、大きな分子や得体のしれないものを遮断する構造ですが、穴が開いたような状態になると、異分子が血液にのってしまいます。すると、体のあちこちで防御姿勢がとられ、攻撃がはじまります。活性酸素が発生し、酸化が進んでしまうのです。

<レビュー>
腸が健康寿命を決める
腸が腐敗すると、腐敗菌が大繁殖し、この菌を撃退するために白血球が増加します。この白血球の一種の好中球は、腐敗菌を撃退するときに活性酸素を武器にし、「活性酸素の弾丸」をマシンガンのように打ちまくるそうです。すると細胞が酸化し、あらゆる臓器がダメージを受けるとのことになります。では、腸を腐敗しないようにするには、どうしたらよいのか。この本では注意する食事、習慣などわかりやすく解説しています。健康的に生きたい人の必須の本です。

70歳でボケる人、110歳まで元気な人 酵素の力で脳も身体もこんなに変わる! [ 鶴見隆史 ]

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