『13歳からの地政学 田中孝幸』
この本は、高校生の大樹とその妹の杏がアンティークショップで見た目が「カイゾク」のような男から、なぜ、ドルは世界中で使われているのか? なぜ、中国は南シナ海を欲しているのか? なぜ、領土を求め続けるのか?など、地球儀を見ながら世界のことを7日間で学ぶ物語です。普段なにげなく流れているテレビのニュースも、この本を読むと世界の複雑な国際情勢を理解できます。中学生、高校生、新社会人にぜひおすすめしたい内容です。
海を支配する最強の国とは?
レッスン初日、「カイゾク」から次々と質問がされる。
・地球儀全体を眺めてみた印象は?
・国から物を売り買いして運ぶ時、船と飛行機のどちらが多く使われていると思う?
・地球で一番強い国はどこ?
・なぜ、ドルは世界中で使われているのか?
・スマホを使って外国にメッセージを送る時、どこを通っているか知っているかい?
大樹と杏は世界の貿易はほとんどが海を経由していることを知り、その海を支配するアメリカが世界の仕切り役になっていることを知る。そのため、アメリカのドルが世界中の貿易の大半で使われていることを知り、自国通過で外国から物を買うことができるので豊かになっていることを知ります。
物語で進む展開でわかりやすく、一気に読了。日本や世界の問題の本質を知ることができます。
1日目 物も情報も海を通る
2日目 日本のそばにひそむ海底核ミサイル
3日目 大きな国の苦しい事情
4日目 国はどう生き延び、消えていくのか
5日目 絶対に豊かにならない国々
6日目 地形で決まる運不運
7日目 宇宙からみた地球儀
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