たとえばこんな勉強法をしていないかと冒頭に書かれています。
・テスト前日に徹夜で勉強
・試験の1週間くらいで集中的に頑張る
・「漢字の書き取り」を10〜20回もする
・ノートの清書をする
・蛍光ペンで色をぬったり、アンダーラインを引いたりしながら読む。
これらはすべて、科学的に「非効率的である」とわかった学習法です。
この内容を読んだ時に、我が子は全部当てはまっていました。
中学生になってテストをした結果、成績が芳しくなく慌てて塾に通いはじめましたが、頑張って勉強しているのに結果がでないと本人も悩んでいましたし、何より親が焦りました。参考書もいくつか買って時間をかけて勉強しているにもかかわらずです。
実際は「頭が悪い」のではなく、「頭の使い方をしらない」だけで、重要なのは、「どんなやり方が良い勉強法か?」よりも「どうすれば子どもにその勉強法をさせられるか?」正しい脳の使い方を教えてあげてくださいと記されています。
記憶には保存と検索の2つのメカニズムで動いているので、それぞれが正しく機能するような勉強法をするのが成績アップのカギになります。
記憶に残すためには集中学習よりも分散学習がよい、同じ学習量でも2倍も記憶に残るランダム学習法、教えるつもりで学習など科学的にわかりやすく説明されています。
子どもと一緒に苦痛な勉強を楽しみながら学んで、成長を見守りたいと思います。