人間は前進しながら終わるのだ
さらに参ぜよ三十年
「悟ったからといっていい気にならず、悟った後もずっと修養を続けていけ」という戒めの言葉です。その「さらに前進」と言えば、二宮尊徳である。報徳実践の道は4つ。「至誠を元とし、勤労を主とし、分度を体とし、推譲を用とす」真心尽くすことを根本とし、勤勉に働くことを主とし、常に分度(分限)を守って生きることを土台とし、推譲(今年得たものの一部を明年に譲り社会に譲る)を必要不可欠な働きとする。この四つの実践訓を徹底反復することで、尊徳はあの動乱の時代に一発の銃弾も撃たず、一滴の血も流さず、衰弱疲弊した六百余村を荒廃から救ったのです。「人間はいつか終わりがくる。前進しながら終わるのだ」