人生を楽しむ本 糸井重里も役に立ってしまった本
自分がおもしろくもない文章を、他人が読んでもおもしろいわけがない。だから、自分が読みたいものを書く。それが「読者としての文章術」だと著者は説明している。
この本を読んで感じたのは、自分が絶対におもしろいと思った本を他人に進めて貸したり説明したときの反応は意外と冷めたものです。興味を持っていない人にとっては、まったく響きません。家内にいくら「ミトコンドリア」や「ソマチッド」の話をしても上の空。だからといって「バズる記事を書く方法」など、他人がおもしろそうという内容で、自分がおもしろくもないものを書いてみたところで、余計につまらないことになる。