知識が広がる本 知っているが、わかっていないことだらけ
勉強すれば、なんでもわかると思っていた。たとえそのときにわからなくても、時間さえかければ、本を読めばわかるはずだと。若い頃は本のように世界を「読もう」としたのである。世界が本であるなら、確かに読める。「字は読める」が中身を本当に理解したかどうかは、もちろんわからない。たとえば、人のこころなど読みきれない。養老孟司さんは80代の半ばを超えて、人生を振り返ってみると、わかろうわかろうとしながら、結局はわからなかったと語っています。