みんなお金が欲しいと願い、労働に対する給料アップを申し出ることはできても、相手から直接金額を提示されると、尻込みしてしまう人が多いのではないでしょうか。どうすればお金に恐怖を感じることなく堂々と胸を貼って、お金を稼げるのでしょうか。
<はじめにの内容>
40年近く遅れている日本
海外では、子どものころからお金について学んでいます。日本は発達心理学の観点でみても40年近く遅れています。ステージ理論では、自立と調和で構成され8つのステージをスパイラルのように上がっていく理論なのですが、日本ではステージ4(社会に出る)であり、カナダやデンマークはステージ6(貢献する)まで進んでいます。ちなみに戦前の日本はステージ7(悟りを開く)だと言われています。
自立に対する考え方
ステージが違えば、自立に対する考え方も危機意識も大きく変わります。たとえば、日本人が考える自立は親元を離れたり会社に就職することが頭に浮かぶと思われますが、ステージが高い国は違う考え方をします。会社から解雇を宣告され生活ができない人は、社会人であっても自立しているとは言えないのです。
お金は流れおちるもの
お金と聞くと、すぐに「ためる」ことを考えがちですが、その時点でお金を増やすことはできません。まずは守りを固めることが重要です。「ざる」をイメージすれば理解しやすく、どんなに大量の水があっても、ざるではすくうことができません。まずお金をためる前に、抜け(穴)がないかを徹底的に調べることです。
<レビュー>
お金は水と性質が似ていて、小さなカップに大量に水を入れるとあふれるように、お金も器以上の量は入らないのです。宝くじで高額当選した人が、なぜか数年後に破産してしまう人が意外にも多いのはそのためです。多くのお金があれば必ず幸せになれるのかといえば、そんなことはなく、器以上にお金を手にすれば不幸になるケースがあるのです。お金に支配されずに器を大きくする哲学を学べます。
<目次>
第一章 むだな支出を防ぐ(守る)
第二章 知識に投資する(使う)
第三章 経験をお金にする(稼ぐ)
第四章 換金率のよいものに姿を変える(ためる)
第五章 リソースを再利用し新たな収益を生みだす(増やす)
第六章 仕組みを構築しオーナー生活を満喫(任せる)
第七章 執着を手放し資産を運用のステージへ(捨てる)
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