神話と共に成立し、以来二千年近く、一つの国が続いた国は世界のどこにもありません。
しかも、世界有数の地震国であり、台風もあり、人々は常に厳しい自然環境に見舞われてきました。
だからこそ、人々は互いに助け合い、中睦まじく暮らしてきました。
ところが、1800年代の終わりに欧米列強によって鎖国の扉をこじ開けられ、植民地紛争戦の時代で有色人種は「人」ではなく奴隷に近い扱いを受ける中、欧米列強に肩を並べる強国となりました。
そして、第二次世界大戦により木端微塵にされ、世界最貧国まで落ちた。しかし、そこから世界が驚愕するほどの復興をし、世界平和に貢献しています。
これが、日本です。この歴史を、物語として解説したのが本書です。なぜなら、ヒストリーとストーリーは同じ語源とされています。つまり歴史とは「物語」なのです。
敗戦後の日本で学ぶ歴史は、年号と出来事を正解で覚える教科でした。
学校のテストに出るのは、「いつ」「誰が」「何をしたか」。
でも、「なぜそうしたのか」
「その人は何に迷い、何を恐れていたのか」は、
ほとんど語られませんでした。
歴史は、本来「人の選択の連続」だったはず
たとえば、ある武将が戦を選んだとき。
教科書では、○年、○○の戦いが起きたで終わります。
でも実際には、
- 勝てる保証は一ミリもなかった
- 家族や家臣の命を背負っていた
- 選ばなければ滅びる状況だった
そんな生々しい判断の連続があったはずです。それはもう、数字ではなく「物語」です。
私たちは「答え」だけを渡されてきた
日本の戦後の歴史教育は長い間、
- 解釈を教えない
- 感情を入れない
- 評価をさせない
という形をとってきました。
勉強して暗記をすれば、ある程度の成績をとれるのが歴史教科でした。
でも、物語で見た瞬間、歴史は変わる
皆さんもこう考えてみてください。
- もしあなたが、その時代に生きていたら
- もしその立場に立たされたら
本当に同じ判断ができたでしょうか。
英雄と呼ばれる人も、
失敗者と呼ばれる人も、
その瞬間は 未来を知らない普通の人 でした。
物語で学ぶとは、正解を覚えることではなく
「選ばなかった道」まで想像することです。
歴史は「過去」ではなく、「人生のシミュレーション」
ストーリーとして歴史を読むと、不思議なことが起きます。
- 現代の仕事の判断
- 人間関係の葛藤
- リーダーとしての孤独
全部、過去の誰かがすでに通っている道なのです。
日本国記は壮大な物語です
もしあなたが、
「歴史がつまらなかった」と感じていたなら、
それはあなたのせいではありません。
学校での教え方が、物語を切り落としていただけです。
神話から脈拍と続く日本の歴史。
このことは非常にまれで、その時の権力者の都合によって歴史は変化するのが常ですが、日本はそれまで二千年以上つづく、世界に類をみない長い歴史を刻んできました。
しかし、第二次世界大戦に負けて「修身」・「国史」が廃止され、歴史は社会科の中の「歴史分野」として学ぶことになりました。
国家・天皇への忠誠、国家主義・軍国主義につながるという理由で、アメリカや隣国に都合がよい内容に変わったのです。
この本を読むと、今まであなたの中にあった正解だと教わった歴史に??がつくと思います。
百田尚樹氏の「本当はこうだったんじゃないか?」という解釈も加わり、
歴史が物語として膨らみます。
読み終わると、日本人でよかったと思える内容です。歴史に興味がない人におすすめします。
