『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣 越川慎司』
成果を出している「5%社員」1万8000名をAI分析し、95%の一般社員との違いを抽出。その成果を出す行動や考え方を、95%の一般社員で実証実験を行ったところ、なんと効果があることがわかりました。
課程よりも結果を重視する
「5%社員」をヒヤリングした結果、高い頻度で出現する名詞は「結果」「目標」でした。そして「達成する」「成し遂げる」「認められる」という動詞が多く使用されていました。この調査結果から「5%社員」は経緯よりも結果を重視していることがわかりました。一般社員の7割は「失敗してしまったけど、頑張ったし、みんなとも協力できたから良かった」と考えますが、「どこかに失敗の原因があった」と考えるのです。そして失敗を失敗で終わらせるのではなく、結果がでるよう次の行動で修正していきます。
自分で目標を設定して達成を目指している
上司からの売り上げ目標を設定された場合、「5%社員」は目標以上に高い目標を自ら設定し、それをクリアすることに努めます。一般社員は目標を明確にしないで仕事をすすめ、達成に近づいていないにも関わらず作業時間で充実感を覚えてしまいます。「5%社員」は量よりも質を目指しています。一般社員が作成した資料の方がページ数が32%多い傾向にありますが、「5%社員」は資料作成時間が20%短く資料の枚数も少ない傾向があり「伝わること」を目指しています。
意識を変える前に行動する
「行動を変えるためには意識を変えないとダメだ!」という主張の自己啓発本が多々ありますが、「意識が変わらないと行動を変えられない」というのは間違いです。意識を変えることをトップダウンで言い聞かせ続け、2年後に現場の意識と行動が変わったというケースは8%しかありませんでした。意識を変えて行動するのではなく、行動を変えることによって意識が変わるのです。
本書で紹介している成功パターンは、すぐに成果がでるわけではありません。成果が出る行動実験をするための材料として使用してください。読んで終わるのではなく改善行動を繰り返していくことで、変化に対応できます。上位「5%社員」のシンプルな考え方と行動を手に入れましょう。
<目次>
序章 AIで1万8000人分析してわかった、ずば抜けた結果を出す人の五原則
第1章 良かれと思ってやってしまう「95%社員」の行動
第2章 トップ「5%社員」のシンプルな思考と行動
第3章 トップ「5%社員」の強いチームをつくる発言
第4章 トップ「5%社員」のすぐやる習慣
第5章 今日からできるトップ「5%社員」のルーティン
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