伝え方にはシンプルな技術があります。たとえば、好きな人がいたら、何と言ってデートに誘いますか?「デートしてください」あなたのピュアな気持ちをそのまま伝えた場合、断れれる確率は高いです。「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」こう言って誘われると、相手は言ってもいいかも、という確率がぐんと上がるコトバです。どちらにしても実は「デートしませんか?」と同じ内容です。この本を読んで、あなたの「ノー」をひとつでも多く「イエス」に変えてみませんか。
伝え方にはシンプルな技術がある
著者の佐々木圭一さんは入社してコピーライターに配属されてしまいました。そもそも文章の書き方を知らない。漢字も書けない。伝え方、書き方すべてを否定され、ストレスで10キロも太ってしまいました。そんな中、もがきながら膨大な量の名作のコトバを見て、考え、試行錯誤の末、発見したことが、「伝え方にはシンプルな技術がある」「感動的なコトバはつくることができる」でした。
厳しい時代に生きる
就職や昇進も合否がわかれます。では決まった人が100点で、決まらなかった人が0点の人かというと、断じてそうではありません。同じ人間として生まれ、笑い、泣き、同じ年月を生きてきたその差は80点と79.5点の差でしかありません。でも企業は選ばなくてはいけないから、結果「イエス」と「ノー」に分かれてしまうのです。その差はなんなのか。9割をしめるのが、伝えかたなのです。
確率0%を、アリに変える!
「この領収書、おとせますか?」緊張感の走る瞬間です。そして、無常にも「それはおとせません」と。誰と飲んだかわからない領収書を持ってきたからという理由もあるかもしれませんが、たとえば、こう言ってみたらどうでしょう。「いつもありがとう、山田さん。この領収書、おとせますか?」実はたったこれだけの差で、成功率は上がります。理由は2つ。「ありがとう」と感謝するコトバに、人は否定しにくいからです。さらに「山田さん」と名前を言われると、人は応えたくなるのです。
<レビュー>
伝え方で人生が変わる!
就職活動、プレゼン、好きな人への告白、友達のお願い。それらは全て、伝え方で成否が変わるものです。面接なんてまさにそうです。面接会場で自分の人生を生で見せることはできませんから、伝え方だけであなたのことを判断されるのです。人生は、小さいものから大きなものまで、伝え方でかわります。若い時には、頭に浮かんだ言葉をそのまま他人に伝え、ことわられたり、伝わらない思いをたくさんしましたが、この本を読んだ後では、きっと違う結果がでただろうな。という場面を思い出します。
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