人生は厳しい。あらゆる意味で厳しい。がんばっているのに、うまくいかない。やる気はあるのに成果がでない。仕事が終わらず帰れない。朝から疲れたが口癖。疲れるだけで前に進めない。ひとつでも当てはまるなら、この本をおすすめします。まじめに仕事に取り組んでいるのに成果が出ない方へおすすめの本です。
エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する [ グレッグ・マキューン ]
頑張りすぎも限界がある
複雑な問題や生活の重荷。悲しいことやうんざりすること。失望に打ちのめされ、請求書の金額に頭を抱える。家族をもつのは大変で、時には愛する人を失うこともある。毎日が重苦しくて仕方がない時もある。この本ではすべての困難を解決することはできません。しかし軽くすることならできる。多くのことがもっと簡単になるのです。
考えすぎないこと
何をやるかの前に、まずは頭のガラクタを片付けること。なぜなら、頭に余計なものが詰まっていると、何をするにも難しくなります。疲労は動きを鈍くする。古い考えや感情を溜め込んでいると、新しい情報が入ってこないし、雑念に振り回されると、大事なものも見えなくなります。「休み」で脳をリセットし頭の中の不用品を手放します。そしてノイズを無視して重要なことに集中しましょう。
効率のよいポイントを見つける
完璧主義や自身のなさは、大事なことに取り掛かるのを遅らせ、正しいタイミングで終わらせることを難しくします。必要以上に仕事を増やしたり、無理なスケジュールを立ててしまい、正しいペースをつかめなくなります。大事なのはゴールを明確にイメージし、はじめの一歩は身軽に踏み出す。そしてやるべきことの手順を極限まで減らし、上限と下限を決めます。もちろんうまくいかないことの方が多いでしょうが、失敗を繰り返しそこから学んで学習するのです。
成果が勝手についてくる
成果にも2種類あります。決まった努力した分の量だけ直線的な成果を得られる方法と成果が累積的に増えていく方法。決まった努力(直線的)とは、時給労働者で働いた分だけ収入を得る。一夜漬の勉強で試験が終われば忘れてしまう。ボランティアに一度だけ参加するなど。累積型な成果とは、1度本を書いて、何年も印税を得たり、基礎をしっかり学んでさまざまな問題に応用できる学生。考えなくても習慣的に行動できる人は累積的な行動を身につけています。つまり、エフォートレスの仕組み化が実現すると、少ない努力で望む結果が何度も繰り返し得られるようになります。自動で成果を出すことができるのです。