自宅で喫茶店のようなコーヒーを淹れるにはプロの技が必要と思っていませんか。この本ではおいしいコーヒーとは何か?おいしく淹れる条件とは?をわかりやすく解説しています。
自宅で飲むコーヒーが一番おいしい
カフェや喫茶店の味は出せなくても、おうちにはおうちなりのコーヒーの楽しみ方があります。まずは挽きたてのコーヒーは「アロマ」というべきよい香りを楽しめます。これが1番の醍醐味。また、自分で淹れると豆の種類や産地、焙煎方法などにも興味がわいてくるはず。いろいろお湯の温度を変えてみたり、豆も挽き方を試していくうちにお店で出されているコーヒーの質や味の違いもわかるようになるでしょう。
焙煎は鮮度がいのち、そして挽きたてがおすすめ
コーヒー豆の銘柄で味はもちろん変わりますが、やはり焙煎された豆は鮮度がいのち。購入する豆がすべて「焙煎したて」とは限りません。そして挽いたコーヒー粉は空気に触れる面積が大きく豆の状態よりも早く劣化するため、保管方法も重要となります。購入時に豆を挽いてくれる店も多いのですが、できれば飲むたびに挽きたいものです。
抽出のテクニックが味に大きく影響
生豆のでき具合でコーヒーの味が70%は決まると主張する人がいますが、正しい抽出を行っているかどうかが大きく味を左右します。細挽きは成分が早く溶け出し、粗挽きは時間がかかります。自分のもっている器具を使った場合、どの挽き具合がベストかあるいはどの範囲まで許容できるかをよく知っておきましょう。
我が家ではほぼ毎日コーヒーを飲んいます。そのためできるだけ安くておいしくコーヒーを楽しむにはどうしたらいいのかを試行錯誤しました。この本ではその基本を学ぶことができます。一番味が左右されるのは抽出方法で、その次が鮮度。我が家にくるお客様はコーヒーがおいしいので理由を聞かれますが、鮮度のいいものを置いているお店でコーヒー豆を購入し、電動ミルで挽きたてをペーパードリップで入れているからだと思います。たまに自分で自家焙煎もしますが、コーヒーの味と香りが全然異なります。
新版 おいしい珈琲を自宅で淹れる本【電子書籍】[ 富田 佐奈栄 ]
<目次>
1章 コーヒーを自宅でおいしく飲む条件
2章 豆を選んで挽く
3章 おいしく抽出する
4章 コーヒーの味をさらに引き立てる
5章 アレンジコーヒー&スイーツ・レシピ
6章 おいしい豆を入手する